【心遣いアンテナ60 東北大震災】

今回の大震災により、お亡くなりになった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また被災にあわれた皆様やご家族の方々そして避難生活を強いられている多くの方々に心の底から、お見舞いを申し上げます。

今回の地震のことは夕方家に帰宅するまで全く知りませんでした。
帰宅しテレビのスイッチを入れた瞬間、衝撃的な映像を目にし言葉もでませんでした。
そこからはずっとテレビに見入っていましたが、時間が経つにつれ様々な情報も入りつつもまだまだわからない情報もたくさんあるのが現状です。

その情報の中でも、ニュースでも実際に被災にあわれた皆様のインタビューも流れその言葉を聞くと、生きることに対して真剣に向き合っている姿に「人はここまで強くなれるんだ。」と心から尊敬してしまいます。
実際にテレビでインタビューに答えている人でしたが、避難生活の中で家族が亡くなっている方や家や家財を全て失っている方が集まり避難生活をしている方へのご飯の準備をしている中で、「今の自分は前を向いていくしかない。」との言葉には生きることの大切さを一言で語っているように感じました。

「生きるためには今の自分は何をすべきか?」
「過去に立ち止まっていては生きることができない」
ということなのでしょう。

わかっていてもなかなか簡単にできることではないでしょう。
しかし多くの方が亡くなっている中で自分たちが今できることは他の方と助け合って生きることなのでしょう。

今CMで流れている、「心は誰にも見えないけれど、心遣いは見える。」「思いは見えないけれど、思いやりは誰にでも見える。」といったフレーズが出てきます。
私がもう5年もの間、この”心遣いアンテナ”を書き続けているのはこれまで見えなかった心遣いを見えるように、またできることをする行動する大切さを知ってもらいたいからだったのです。

そう考えると私も反省すべき点でもありますが、生きることの大切さよりもっと自分の立場や自分のことを優先してしまっていることがよくあります。
今回の出来事でもう一度自分の中で心遣いということを意識し直すことになったように思えます。

今回のことで「すぐにできること」をほとんど思いついていない自分に歯がゆさを覚えてしまいます。
もっと想像する力を働かせ、行動できることは一体何かを小さいことからでも考えていければと考えております。

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