【心遣いアンテナ68 遊園地】

先日遊園地に遊びに行ったときの話しです。

私は絶叫系も問題なく乗れるタイプなのですが、ちょっと激しそうなジェットコースターに乗り込んだときでした。

私は前の方に座っていたのですが、すぐ後ろの席の男性が怒っていました。
何を怒っていたのかと言えば、ジェットコースターに乗るときに「必要のない荷物は乗る反対側の棚に入れてください。」ということはよくある話ですよね。
しかし怒っていたのは、「ポケットの中身も全部出してください。」との言葉に対してでした。

係員の意図は前向いて座っていたので詳しくはわかりませんでしたが、その男性の言い分は「ポケットの中にある財布をそんな鍵もないような普通の棚に安全に預けられるのか?」ということでした。
確かにお客さんは降りるときにしかそちらには行きませんが、降りたときにごった返して財布を取られる危険性もありますし、スタッフだって「完璧に信用できるか?」と言われたら微妙ですよね。

実際私のズボンのポケットにも財布は入れたままにしていましたしね。
それなのに「絶対財布を棚に入れなければ動かさない。」といった係員の頑な態度に待っている人はうんざりです。

結局のところは、「貴重品を運転操作する窓口に預ける。」ということで一件落着したのですが、考えてみれば最初から鍵の付いた貴重品BOXや信頼おける窓口に預けるなどのルールが存在していてもいいのではないでしょうか?

またそういったルールが無いにしても、マニュアル通りにしなければならないと動いていた係員も、もっと臨機応変に最初から対応していればその男性も怒ることはなかったように思えます。

以前にも書いたことがあるかもしれませんが、マニュアルは誰のために存在しているのかを考えなければなりません。
そのマニュアルに書かれていることは、イレギュラーな出来事までは書いていないはずです。
特にそういった遊園地などは、子どもも多いですしそんな揉める出来事は想定して無くしておくべきことだと私は思います。

そう考えるとディズニーランドはお客さんに対して最新の注意を行っていると思えます。

一例としてお掃除係の人はちりとりを身体の側面に付け身体から離さず、ゴミを掃くときも身体を動かしてゴミをちりとりに入れるそうです。ちりとりを身体から放すことでお客さんにぶつけてしまったり、躓かせてしまうことを避けるそうです。
またアイスクリームが落ちていたとしてもかがんで作業はしないそうです。
これもまたお客さんに躓かせないための工夫だそうです。
そこまでの演出までは求めませんが、楽しく遊べる環境をどうすればいいのかをお客さん目線で考えてもらいたいと思います。

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