4月ということで年度も新しくなり、職場や環境の変化があった人も多いと思います。
人は本能的に恒常性(内部環境を一定の状態に保つ働き)を求め、できる限り今の状況を変化させないようにしようとする力が無意識に働きます。
そのため環境の変化というのは、例え自分にとって良い変化であったとしてもストレスを感じるようになっているのです。
また悪い変化も当然ながらストレスになるというのは皆さんもご存知の通りですよね。
また環境が新しくなることでこれまで通り同じことをするということは少なく、新しいことをしないといけないことが必ずといっていいほど出てきます。
新しいことをするとなったときにできるかどうか不安な気持ちになることは当然あるはずです。
そこでその不安な気持ちに影響され新しいチャレンジから逃げてしまうのか、また不安な気持ちよりも自分の成長を想像しチャレンジをするのかといった選択肢がでてきます。
ある人が人間には「言い訳ばかりを作って逃げる人」か、「出来る可能性を信じ行動する人」かの二通りのタイプの人がいるということを言っていました。
言い訳ばかりして行動できない人は、これまでの自分の経験や人からの情報を信じ込み前に進めず、その理由付けを自分の中で行い自分を納得させているのです。
「百聞は一見にしかず」といった言葉を聞いたことがある人が多いと思います。
これは人から百回同じことを聞くよりも実際に自分の目で一回確かめた方が早いという意味です。
しかしこの言葉には「百聞は一見にしかず、百見は一行にしかず」と続きがあるそうです。
百回同じことを聞くよりも実際に自分の目で一回確かめた方が早いが、同じことを百回見るよりも、自分で一回やってみる方が早いという意味だそうです。
海やプールで泳ぐために、泳ぐコツを書いた本を読んだり、人からどうやって泳げばいいのか聞いたからといっていきなり泳ぐことができる人はいないでしょう。
実際に水の中に入りどうすれば水に浮くのかを経験し、そこから手や足をいかに効率よく動かせば前に進むのかを持っている知識をもって、チャレンジしたからこそ泳ぐことができているのではないでしょうか。
このように皆さんもこれまでの経験でやってみないとわからなかったことはたくさんあったはずです。
やってみて出来なかったことは知識が足りなかったのかもしれません。
また練習が足りなかったのかもしれません。
そこでチャレンジを諦めてしまえば、きっとあなたはできないことを延々と学び続け、これからもできないことから逃げ続けることになるのでしょう。
もちろんそういった選択肢もありますが、「自分がどうしたいのか?」を感じてください。
自分がしたいと思えることであれば、行動し続けることです。
したくないことをわざわざする必要性はありません。