【心遣いアンテナ29 小学生の心遣い】

先日、車を運転しているとちょうど目の前の交差点で小学生が交差点を渡ろうとしています。
そこで私は、横断歩道の手前で停車し、小学生が渡り終えるのを待っていました。
するとその小学生は、渡り終えると振り返ってお辞儀をしていくのです。
思い出してみれば、ほとんどの小学生がちゃんとお礼を言ってくれるのです。

こういうことを考える大人の行動。

ちゃんと子どもに向けて正しい行動を発信できているのか不安になります。
車がすれ違うことが困難な狭い道で、避けることなどありますよね。
そんな時にお礼をする人は半数ぐらいしかいないのではないでしょうか?
(避けてもらって当たり前って人もいますよね。)

きっと小さい頃からほとんどの人が今の小学生と同様に教育してもらっているはずです。
いや、もしかすればもっと厳しく教育されていたかもしれません。
ではその大人が何故そういった行動ができなくなるのでしょう。

私は「電車で席を譲るかどうか」で親戚と話をしたことを思い出しました。
その時私は当然席を譲る派、親戚2人は席を譲らない派。
何故席を譲らないのか聴くと、
「声をかけるのが恥ずかしい」
「だれか別の人がやってくれるだろう」
「その人は立っていたいと思っているかもしれない」
といった意見。

親切な声をかけるのに恥ずかしいという気持ちがあってもそれを上回る相手を思う気持ちがないのでしょうか。
「立っていたい」かどうかは声をかけてみれば確認できるはずです。

こういうことを考えると大人の考えというのは非常に自分の都合のいい考え方に変化させているのが原因なのかもしれません。
子どもが大人に成長するにつれ、相手に対する良い行動が「昔はできていたのに」ということがないような正しく成長できる世の中を今の大人が行動すべきではないかと反省をしながら考えています。

そのためには、もう一度各々が自分の行動を意識して見直すことが大事ではないでしょうか?

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