【心遣いアンテナ23 一緒に歩く】

今回は私が学生時代に実際にあった「思い出」から気付いたことのお話。

高校生の頃文化祭なるものがありましたよね。私が行っていた学校にも文化祭があり、私が行っていた学校は他の高校からも結構見にくるものでした。
他の高校の私の友人(女の子です)も「文化祭に友達と遊びにいく」と言われ、かなり有頂天に(笑)

そして文化祭に友達と2人で来てくれたので、文化祭を案内しようと意気揚々と2人の先を歩きながら案内をしておりました。
しばらくすると私の友人の子が声には出さなかったのですが、「じろー、歩くのが早い。」と口を動かしていました。

その時の光景は今でも私は憶えております。
今から考えると自分の嬉しい気持ちが先走っていて、一緒に歩くことをしていなかったのです。そう、ただ独りよがりの行動です。
自分の中でとても恥ずかしい感情があったのを今でも憶えております。

今冷静になって考えてみると、案内だけでの話ではないとは思いますが、「一緒に歩くとはどういったことなのか?」ということです。

身体の大きさや体力などにより、歩くスピードは人それぞれでしょう。私はどちらかといえば歩くのは早いタイプ。
しかし一緒に歩くためには、やはり早い人が遅い人に合わすことが大切なのでしょう。
その経験から私は一緒に歩くことに気付き、意識ができるようになりました。
また同時にその頃から、女の子と歩くときは、常に車道側を歩くという変なところを意識する高校生になりました(笑)

心遣いをしたからといって全てのことを相手が気付いてくれるわけではありません。
また誰かに気付いてもらうためにやるものでもありません。

心遣いとは、相手に対して「自分がこうしてあげたい」という気持ちを伝える好意ではないでしょうか。

今回は私の青春時代の思い出を書いていきましたが、その恥ずかしい思いをしたお陰でこのコラムを書く私がいるのかもしれません。
その思い出は私にとって一生の大切な思いで出であることは間違いありません。

今年最後のメルマガになりますが、今年もお世話になりました。
また来年も引き続き、「心遣いアンテナ」をよろしくお願い致します。

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