【心遣いアンテナ11 左利きの人】

あなたの周りには左利きの人はいますか?

多分あなたの身の回りに左利きの人は何人かいるでしょう。
今回は左利きの人から聞いた「なるほど!」と感じた話です。

また今回は左と右という言葉が非常にたくさん出てきますので、頭の中が混乱するかもしれません。もし頭の中が混乱するようでしたら、文章にそって絵を書きながら読んでみてください。

左利きの友人(仮にA君としておきましょう)と御飯に行った時のことです。
A君の左横に並んで座ろうとすると、「場所変わって」とA君が私の左横に座ろ
うとするのです。
私はその時その言葉にどんな意味があるのか全く気付かず「別にどこでも一緒やろ?」と聞き返しました。しかし実はちゃんとした理由があったのです。

みなさんは左利きのA君が、右利きである私の左横に座ろうとした理由がわかりますか?
左利きの人であれば答えはすぐにわかるかもしれません。
しかし、右利きの人には私と同じで「何で?」と思うのではないでしょうか?

理由は実際に座って御飯を食べるとわかることなのですが・・・。

左利きの人の左横に右利きの人が座れば、御飯を食べるわけですから腕が頻繁に動きます。
そうするとお互いの腕がぶつかって邪魔になるのです。
A君は今までの経験からそのことを予測し、場所を交替するように言ったのです。

私は右利きですし、私の周りの大半は右利きです。
ということはそんな「腕が邪魔だ」という経験はほとんどしたことがありません。
だから気付かなかったのです。

これはつまり視点の違いです。
この視点の違いというのは、中々気付くことができません。
自分の経験から予測をしようとするからです。
しかし相手の立場になって想像すると、今までに見えてこなかったものが見えてくるのです。

もしあなたが相手との視点の違いに100%気付かなかったとしても、10%でも20%でも気付くことができれば、明らかに人と違ったコミュニケーションを取ることができます。

そんなコミュニケーションをしてくれる人がいたとすれば、あなたであればどう感じますか?

不快感を感じますか?

そんことはありませんよね?

このメルマガで過去に同じことを何回も書いているかもしれませんが、相手に好意をもってもらうためには、自分中心の考え方ではなく、相手中心の考え方をしていく必要があるのです。

私は今回の経験から、左利きの人の横に座る場合は本人に座る位置を確認するか、邪魔にならないポジションに自然に座るようにしています。

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