【心遣いアンテナ3 ジャケットの脱ぎ方】

私はこの話をある本で知りました。
その本の題名は『銀座のママが教える「できる男」「できない男」の見分け方』です。
以前に話題になった本でもありますので、読んだことがある方もいるかもしれません。
私はこの本の中で一番印象に残った話が、このジャケットの脱ぎ方です。

飲み会などの席で、ちょっと気が緩んだ時に、生活スタイルが表れるといいます。
ここでの脱ぎ方としては、脱いだ上着を裏返しにして半分にたたむのです。
当然全てを裏返すのではなく、裏が表になるように半分に折るのです。
そうすれば、ジャケットの表を汚さなくてもいいですし、ポケットの中身(外側のポケット)を気にしすぎることも無くなります。

私はこの話は「なるほど~」と思いました。
例えば自分のジャケットでなくても、誰かに預かった上着を大切に扱ってくれたとしたらどう思いますか?
「この人は、私のことを考えてくれる人なんだ」と思ってくれるはずです。
ただこの行動だけでは、当然気付いてくれるとは限りません。
しかし、常にこういった意識を持つことで、他にもその人のためにできることを探そうとできる人間になることができるはずです。

「そんなことをしてどうなるの?」と言う声もあるかもしれませんが、私はこの相手を大切に思う気持ちがお互いに持つことができれば、最高のコミュニケーションではないかと考えています。
最近コミュニケーションをうまくとることが出来ない人が増えているようです。
もしコミュニケーションの技術を上手くしていきたいのであれば、この相手に対しての気遣いに気付き、そして行動することをお勧めします。

相手が気付いてくれないかもしれませんが、見ている人はちゃんと見てくれています。

私は実際にある集まりで、この行動を友人から預かったジャケットで行ってみました。
私の中では、「きっと誰も気付かないだろうけど、大切に扱おう」という考えで。
すると気付く人は気付くんですよね。
その瞬間に褒めてくれる友人がいました。
そういった気遣いに気付いても、言葉で褒めてくれない人もいるでしょう。
しかし言葉で褒めてくれなくても、それはあなたに好印象を与えることは間違いありません。

そんな心遣いを多くの人に与えることが出来れば、きっとみんなから愛される人間になれるのではないでしょうか?

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