皆さんも一度は耳が聞こえない(聞こえにくい)人と話をしたことがあると思います。
そんな時どうやってコミュニケーションを取るか考えたとき、手話や筆談が頭に浮かぶと思います。
しかし実際は手話ができるわけではないし、筆談をしようにも書くものがなかったり、また筆談って普通に話をするよりも手間がかかることがあります。
これは人から聞いた話ですが、耳が聞こえない(聞こえにくい)人はある程度は口の動きを見れば理解できるとのことです。
そのような場合は口を大きく開けて、ゆっくりと話をすることが大切だそうです。
これはアクションを大きくすることで相手に自分のことを伝えることになります。
そう考えるとオーバーアクションというのはコミュニケーションにはとても重要な要素として存在しているのではないでしょうか。
テレビを見ていると普通に見逃していますが、意識してみるとわかりやすいぐらいリアクションが大きいのがわかります。
(特に芸人さんなど)
「どうしてそこまでオーバーアクションなのか?」と感じてしまうぐらいです。
実際素人で普段面白いと言われている人でも、テレビで見ると案外そうでもなく映ることがあります。
それだけ、オーバーアクションでなければ目立たないということです。
私もテレビに出演したとき「さすが芸能人だな~」とすごく感心したのを覚えています。
普段の生活で、テレビの中で見るようなオーバーアクションまでは必要ないかもしれませんが、話を聞いているとき無反応で聞かれるより、話し手のテンションに合わせて話を聞いた方が、話をしている人も気分よく話ができます。
相手からすると、自分の話が楽しいのかつまらないのかを相手の状況を確認しながら話をしているのです。
もしできるなら試しに相手の話を聞くときに、全く無反応で聞くことをチャレンジしてみてください。
きっと相手は話が続かなく、困惑するでしょうから(笑)
ここでは相手に嫌な思いをさせる必要はなく、逆にどうすると「相手と良い関係を作ることができるのか?」ということが目的ですのでもちろんそんなことをしなくてかまいません。
オーバーアクションをどうコミュニケーションに繋げていくかですが、オーバーアクションは声の大きさや体の動き、そして表情も含まれます。つまり表情も豊かに話を聞くことです。
表情もちょっと大げさに表現するぐらいのほうが相手に伝わるのです。
そう考えると、普段から顔の筋肉を使っていないと筋肉はすぐには動かないのです。
やっぱりこういったことは一瞬だけするのではなく、常日頃から意識していなければ簡単にはできないということです。
普段にいつもではなくてかまいませんが、たまにはいつもの自分よりも5割り増しぐらいでオーバーアクションをしてみてください。
そのためには良い意味で多少馬鹿になることも大切ですよ。