【心遣いアンテナ25 病院】

実は骨折による手術を受け、1週間ほど入院しておりました。
その時に感じたことを書いていきます。

まず入院して一番接することが多いのは、やはり看護士さん。
当然シフトの関係で色々な看護士さんが来ます。
手術についての説明や、検温、そして点滴をしに来たりととても忙しそうです。
私は初めて入院&手術ということで若干ではありますが不安があります。
手術前の回診で医師が来られたとき、手術のリスクの説明を受けました。
最初は「そんな難しい手術ではないから大丈夫だよ。」と自分自身の中で簡単に考えていたのですが、その医師のリスクの説明を受けて、不安が頭によぎることになったのです。
確かに医師の立場としては、リスクということについてしっかりと説明する必要性があります。
しかし「大丈夫!」の一言がないため不安が大きくなるのです。
そんな時に優しい言葉で不安を解消してくれるのが看護士さんでした。
あくまでも看護士であり、診断や治療を行なうのはあくまでも医師の役目なので医学的見地ではありませんが、誰か(特に素人よりもより知識がある方がベスト)から「大丈夫!」の一言を言って頂いたお陰で安心感が広がるのを感じました。

看護士さんは多くの患者と接し、患者さんとのコミュニケーションを密に取り、患者さんの変化を常に意識するといった言ってみれば、「コミュニケーションのプロなんだな」と改めて実感することができました。

以前私のコラム内でも少し紹介させていただいた、TA(交流分析)という心理学がありますが、よく病院関係者がTA(交流分析)を学んでいると聞きます。
その病院内でTA(交流分析)を学んでいるのかどうかはわかりませんが、やはりこういったコミュニケーションスキルを持っていた方が、患者さんとより深い信頼関係を築き、そして不安を少しでも解消し、治療に向けてのポジティブさを引き出すことができるのです。

「本当に言って欲しいことは一体何か?」を常に意識し観察することで、その一言を言うだけで相手との距離がグンっと近づくのをあなたも感じてみてはいかがでしょうか?

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