【心遣いアンテナ41 カウンセラーの資質】

このコラムの中で「カウンセラー(私)の心遣い」という題名でコラムを書かせて頂きましたが今回は、「カウンセラーの資質」として書いていきます。
題名ではカウンセラーと書いていますがカウンセラーと限定してしまうよりも、ここでは相談を受ける人すべてに向けて書いていることをご理解頂ければと思います。

カウンセラーというのにも様々な職種があり、心理的に相談を受ける心理カウンセラーという職種もあれば、化粧品販売での商品に対しての相談業務や子どもの学業等についての相談業務といった職種も今やカウンセラーとして表現されています。
そう考えてみると、カウンセラーと表現するかしないかは別として、例えば会社で「上司が部下の相談を受ける」「同僚の悩みを聴く」や家庭で「親が子どもの相談を受ける」「配偶者の悩みを聴く」といった感じで様々なところで悩みが存在し、相談が行われているのではないでしょうか。
そのときにカウンセラーとしてのマインドを学んでいるとか心理の知識があるとかないよりもあるに越したことはありませんが、絶対に必要なものではないことが一度でも相談を受けたことがあるのであれば、きっと気付くはずです。

では「カウンセラー(ここでは相談を受ける人)として大事なことは何か?」ということになります。
私が考えているカウンセラーに大事なことは「感性」だと考えています。
感性と言ってしまえば抽象的な表現すぎるかもしれませんが、例えるなら芸術家や音楽家のような直観力や観察力といった所でしょうか。
でも芸術家と音楽家ではまた違った感性を持っていると思います。
そのカウンセラー版といったところでしょう。
もう少しだけ具体的に書けば、「部屋とYシャツと私」の歌詞の中に女の勘は鋭いもの あなたは嘘をつくとき 右の眉があがるといったちょっと男性にはドキッとするフレーズがあるのですが、「あなたのことに関してはどんな細かい表情もしぐさも感じ取ることができます」くらいの感性になるのでしょう。

確かに私がカウンセリングを行う場合は初対面ですのでそのような細かい癖のようなものは知りませんが、微妙な変化などはできる限り見逃さぬよう細心の注意を払っています。
それは相手の話を聴きながら、自分軸ではなく相手軸で物事を感じることができる感性なのではないかと考えています。

あなたは相談をしたときに、「それは違うよ」と簡単に否定されたら、気持ちはスッキリできますか?きっと「この人に相談したのは間違いだったな」と感じると思います。

そう、カウンセラーの資質として書いていますが、カウンセラー(相談を受ける人)は相手の気持ちを相手軸で感じることができる感性です。
感性は、これまでの経験やこれからの経験次第で訓練をしていくことはいくらでもできるはずです。
そういったことをちょっと意識した生活をするだけでも違ったものが見えてきたり、感じたりできるのではないでしょうか。

jams(ジャムズ)催眠心理療法
https://www.jams-h.com/

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